2015年10月25日日曜日

釣果 ”15年 5月


 海の不思議

              ミジュン









ミジュンの不思議


4月26日今年もいつものポイントにミジュンが戻ってきました。昨年は5月5日でしたので少し早めに戻ってきました。(先月の釣況参照)
ここ数年、このポイントは毎年ほぼ同じ時期にミジュンが入り、同じ時期にいなくなります。やんばるの他の地域では時期がずれたり、海の状況、たとえば人工リーフや護岸の工事などで場所も違ってきますが、このポイントの海域ではほぼ一定して同じ時期、そして同じ場所にミジュンが入ってきます。ガーラの大暴れが続いたり、投網で追い回されたりすると一時的に避難するようにどこか他の場所へ移動しますが、しばらくすると又戻ってきます。

そのミジュンを見ているといくつかの疑問がわいてきました。

(1)どうして同じ時期に戻ってきたり、いなくなったりするのでしょうか?
(2)どうして同じ場所にもどってくるのでしょうか?

釣り仲間もミジュンも全然答えてくれないので私なりに勝手に考えてみました。

(1)「同じ時期」にいなくなるのはミジュンが死ぬからではないか。ミジュンは1年魚だと言われています。ある時期急にいなくなるのは同じ時期に生まれた仲間が、同じ頃に寿命がつき、急にいなくなった様に思われるのではないか。でも、もしそうであればどこかで大量のミジュンが打ち上げられたりするのではないかと思うがその様な話は聞いた事が無い。よくわからない。
(2)「同じ時期」に戻ってくる、と言うのは間違いではないか。産卵し、ふ化した稚魚が親魚と同じ場所で育っているのだが、あまりにも小さくて見えないから、いないと思っているのではないか。実際冬から春先にかけて海藻の間にたくさんの稚魚が見える。それが育つに連れグループ化し、ある日そのグループがさらに大きなグループを作ったときに戻ってきたように見えるのではないか。
(3)どうして「同じ場所」なのか。ミジュンの仲間であるイワシは真水が流れ込むような塩分濃度の低い場所を好む。又、綺麗な海水域より濁り(にごり)のある海水域を好む。(海の生きものシリーズ 「イワシ」 渡邊良郎著 恒星社 厚生閣) ミジュンと同じである。その様な場所は河口域に多い。私がよく行くポイントもまさにそのような場所である。河口は砂で覆われているが、砂の下部の方から常に川の真水が染みだし流れている。
 しかし、不思議なのは同じように真水が流れている河川が近くにもいくつかあるのだが、それらの場所に入るのは稀で、ほとんど毎年同じ河口域に戻ってくる。何故だろう?
北国の鮭は生まれた川の匂いを覚えており、産卵のときはその匂いで川を探し当てると聞いた事がある。勝手な考え方だが、同じことがミジュンにも言えないだろうか。いくつかある河口域で毎年同じ場所に戻ってくるのは、生まれた場所の川の匂いを覚えているからではないだろうか。もちろん餌であるプランクトンが多いというのが1番の条件だとは思うが、川の匂いの記憶もミジュンのDNAにあるような気がする。
だれか調べてくれないかなー。

ガーラが釣れないと色んなことを考えてしまう。おしまい。


今月の釣況
ミジュンは入っているのだが、ガーラがシラスを追っており中々ヒットしない。しかし、リーフでのクチナジ釣は相変わらず好調である。最近はガーラよりもクチナジの方に関心が行っている。


5月17日



 









釣り友の三線弾ちゃーに教えてもらったクチナジ(イソフエフキ)ポイントで20匹あまり釣れました。8㎏以上はあったと思います。帰りの坂道が魚の重みできつかった。最近はこのポイントにはまっています。


5月21日













ガーラ(オニヒラアジ) 62,0cm 3,0㎏ 早朝 AP
雨上がりの朝、濁りの中でいきなりヒットした。久しぶりのガーラで少し緊張したが十分に引きを楽しめました。



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